酸素欠乏癥等防止規則
酸素欠乏癥等防止規則の第五條(抜粋)では次のように定められています。
また、厚生労働省通達「酸素欠乏癥等災害防止対策の徹底について」(平成14年8月26日 基安労発第0826001號)では、酸素欠乏癥等の発生防止の徹底のために『酸素欠乏癥等災害発生防止パンフレット』が出されています。
(換気)
第5條 事業者は、酸素欠乏危険作業に労働者を従事させる場合は、當該作業を行う場所の空気中の酸素の濃度を18%以上(第二種酸素欠乏危険作業に係る場所にあつては、空気中の酸素の濃度を18%以上、かつ、硫化水素の濃度を10ppm以下)に保つように換気しなければならない。
ただし、爆発、酸化等を防止するため換気することができない場合又は作業の性質上換気することが著しく困難な場合は、この限りでない。
2 事業者は、前項の規定により換気するときは、純酸素を使用してはならない。
(保護具の使用等)
第5條の2 事業者は、前條第1項ただし書の場合においては、同時に就業する労働者の人數と同數以上の空気呼吸器等(空気呼吸器、酸素呼吸器又は送気マスクをいう。以下同じ。)を備え、労働者にこれを使用させなければならない。
2 労働者は、前項の場合において、空気呼吸器等の使用を命じられたときは、これを使用しなければならない。
作業用
酸素濃度14%以上で使用可※1 送気マスク(ホースマスク、エアラインマスク)
電動送風機形ホースマスク | 肺力吸引形ホースマスク | 一定流量形エアラインマスク | プレッシャデマンド形 エアラインマスク |
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HM-12シリーズ | 225T | AL-2Nシリーズ※2 | Z-AL(CS)※2 |
酸素濃度14%未満でも使用可※1 送気マスク(複合式エアラインマスク)
緊急時給気切替警報裝置 | 複合式エアラインマスク(プレッシャデマンド形) |
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BS-1C AL-2Nシリーズ又はZ-AL(CS)を併用してください |
Z-AL(CS)-CMPA |
JIS T 8150:2006「呼吸用保護具の選択、使用及び保守管理方法」では、酸素濃度が14%未満又は不明の場合、送気マスクを使用する場合の條件として次の2種類を指定しています。
- 全面形面體をもつ緊急時給気切替警報裝置付きエアラインマスク…AL-2Nシリーズ、Z-AL(CS)
- 全面形面體をもつ複合式エアラインマスク…Z-AL(CS)-CMPA
救出用
酸素濃度14%未満でも使用可※1 自給式呼吸器
プレッシャデマンド形空気呼吸器 | 空気呼吸器用高圧空気容器 | 定量?デマンド併用形 循環式酸素呼吸器 |
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ライフゼムA1-12 | 930CⅡAZ / 730CⅢAZ | OXY GEM-11 (オキシゼム11) |
- ※1 JIS T 8150:2006「呼吸用保護具の選択、使用及び保守管理方法」を參照ください。
- ※2 酸素濃度14%未満の場合、緊急時給気切替警報裝置(BS-1C)を併用してください。